建てたあとラクする!外壁・屋根・サッシの上手な選び方 #column
家づくりの打ち合わせでワクワクする瞬間といえば、外観デザインを考えるときですよね。
「白い壁に黒い屋根がいいかな?」「木のぬくもりを感じる外壁にしたい!」——
そんなふうに理想の“見た目”を思い浮かべる人は多いと思います。
でも、デザインだけで選ぶと、住んでから後悔することもあるんです。
たとえば、
- 外壁がすぐ汚れる
- 屋根のメンテナンスが大変
- サッシの結露が気になる
など、「建てたあとに気づく“手間”」って、意外と多いんです。
この記事では、忙しい毎日でもお手入れがラクになるように、外壁・屋根・サッシを選ぶときに知っておきたいポイントをわかりやすくまとめました。
「建てたあとラクする家づくり」、一緒に考えていきましょう!
この記事を読めばわかること
- 外壁・屋根・サッシの素材選びで差が出る“お手入れの手間”
- メンテナンスの頻度と費用の目安
- 長くきれいを保つ工夫
- 忙しい人ほど「メンテナンスコスト」を考えるべき理由
1. 見た目だけじゃない!「メンテナンス性」という選び方
外観を決めるとき、どうしても「デザイン」や「色」ばかりに目がいきがち。
でも、5年、10年先の暮らしを考えると、“お手入れのしやすさ”や“耐久性”がとても大切になります。
たとえば外壁。
「明るい白がいい!」と思っても、汚れが目立ちやすい立地(道路沿い・雨が当たりやすい場所など)だと、数年で黒ずみが気になることも。
逆に、少しグレーやベージュを選ぶと、見た目の印象はそのままに汚れが目立ちにくくなります。
👉 ポイント
「今の理想+10年後の現実」で考えること。
建てたときの美しさを長くキープできる素材・色を選びましょう。
2. 外壁材の違いで“ラクさ”が変わる
外壁にはいくつか種類がありますが、メンテナンスのしやすさにも差があります。
■ サイディング(窯業系)
最も一般的で、デザインのバリエーションも豊富。
ただし、10〜15年ごとに目地のシーリングを打ち替える必要があります。
■ ガルバリウム鋼板
金属系の外壁で、シャープでスタイリッシュな印象。
汚れがつきにくく、再塗装までのスパンが長い(15〜20年程度)のが魅力。
ただし、傷がつくとサビの原因になることもあるので注意。
■ タイル外壁
高級感があり、ほぼメンテナンス不要。
初期費用は高めですが、長期的に見るとコスパが良い素材です。
📌 ポイント
「安く仕上がる」よりも、「長持ちする素材」を選ぶ。
そのほうが結果的にメンテナンス費用が抑えられることが多いです。

3. 屋根材は“耐用年数”と“重さ”に注目
屋根は普段あまり目にしませんが、実はメンテナンスコストに大きく関わる部分。
■ スレート屋根(コロニアルなど)
軽くてコストも安め。一般的な住宅に多く使われています。
ただし10〜15年ごとに再塗装が必要。
■ ガルバリウム鋼板屋根
軽くてサビに強く、再塗装までの期間も長め(20年〜)。
近年人気が高まっています。
■ 瓦屋根
耐久性は抜群!しっかり施工すれば30年以上メンテナンス不要のことも。
ただし重量があるため、耐震設計には注意が必要です。
🌤️ まとめ
素材 | 耐用年数 | メンテナンス頻度 | 特徴 |
---|---|---|---|
スレート | 約10〜15年 | 再塗装必要 | コスパ◎だが手間あり |
ガルバ | 約20〜30年 | 再塗装少なめ | 軽くて耐久性◎ |
瓦 | 約30〜50年 | ほぼ不要 | 高耐久・重め |
4. サッシは「結露しにくさ」と「断熱性能」で選ぶ
窓のフレーム(サッシ)は、実は家の快適さとメンテナンス性を左右する大切な部分。
- アルミサッシ:軽くて安価だけど、結露が起きやすい
- 樹脂サッシ:断熱性が高く、結露が少ない
- アルミ+樹脂複合サッシ:両方の良いとこ取り
結露は放置するとカビやサッシの劣化につながります。
少し費用が上がっても、断熱性能が高いサッシを選ぶほうが結果的にメンテナンスがラクになります。
5. メンテナンス費用の目安
おおよその目安ですが、以下のように考えるとイメージしやすいです。
部位 | メンテナンス周期 | 費用の目安 |
---|---|---|
外壁(サイディング) | 10〜15年 | 約100〜150万円 |
屋根(スレート) | 10〜15年 | 約50〜100万円 |
サッシ・窓まわり | 必要に応じて | 数万円〜 |
こうして見ると、初期費用が少し高くても、耐久性の高い素材を選ぶほうがトータルコストは安くなることがわかります。
6. “ラクして長持ち”する家の工夫
素材のほかにも、ちょっとした工夫で手間を減らせます。
- 軒(のき)をしっかり出して、雨が直接外壁に当たらないようにする
- 雨樋や換気口を定期的にチェックして詰まりを防ぐ
- 汚れが気になりにくい色・柄を選ぶ
外壁も屋根も「汚れにくくする設計」をしておくと、掃除もぐっとラクになります。
まとめ
家づくりは「建てるまで」がゴールのように感じますが、本当のスタートは“建てたあと”から。
デザインだけでなく、メンテナンスのしやすさを考えることで、長く快適に暮らせる家になります。忙しい毎日のなかで「掃除に追われる家」よりも、「いつまでもキレイが続く家」。
素材や設計を少し工夫するだけで、その差は10年後に大きく出ますよ。
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