自然素材の家って、いいことづくし?……そんなに単純じゃありません #column
木の香りに包まれる毎日。だけど、それだけで決めて大丈夫?
「無垢の床に素足で」「漆喰の壁が呼吸してる感じが好き」──そんなふうに“自然素材の家”に惹かれる人は多いと思います。
でも、その憧れを形にした人たちのなかには、「予想以上に手がかかった」「費用が大幅にオーバーした」と語る人も。
自然素材の家は、確かに心地いい。けれど、扱い方を間違えるとその魅力がストレスに変わることもあるんです。
この記事では、自然素材の家を選ぶうえで押さえておきたいメリット・デメリットを解説。思わず「あるある」と頷ける本音ベースのポイントをお届けします。
この記事を読めばわかること
- 自然素材の家が選ばれる理由と本当の魅力
- メンテナンスの現実や、意外なコストの落とし穴
- 素材ごとのクセや付き合い方
- 後悔しないための考え方と設計アイデア
自然素材って、どんなもの?
一言でいえば、「自然からそのまま来ました」という建材たちです。主なものは以下のとおり:
- 無垢材(むくざい):床や建具などに使われる天然の木材。木目や香りに癒やされます。
- 漆喰(しっくい):石灰が主成分の塗り壁材。調湿・消臭・抗菌と、まるで壁界のスーパーヒーロー。
- 珪藻土(けいそうど):植物プランクトンの化石からできた壁材。調湿力が高く、独特の質感が魅力。
- 和紙:障子や照明に使われる、ふんわりとした優しさ担当。
このあたりが「自然素材の四天王」と言っていいでしょう。
自然素材のいいところ、ちゃんと語らせて!
1. 呼吸する家、空気がうまい
漆喰や珪藻土の壁、無垢材の床が湿度を整えてくれるから、季節を問わず空気がサラッと気持ちいい。化学物質も少ないので、シックハウス対策にもなります。
2. 冬はほんのり、夏はさらっと
無垢の床って、裸足で歩くとほんのり暖かい。断熱性能もあって、冬も夏も快適。床暖房がいらないという人もいるくらいです。
3. 経年変化が愛おしい
最初は真っ白だった漆喰が、少しずつまろやかに。無垢材も、手垢や日差しで「育っていく」感覚。家具と一緒に年を取っていくのも悪くない。

でも現実は?「自然素材の落とし穴」
1. お手入れ、手間かかります
漆喰の壁、うっかり家具をこすったら削れた!無垢材の床、水をこぼしたら跡が残った!
自然素材って、基本“ナイーブ”。 でもそこも含めて「味」と思えるかどうかがカギ。
2. お財布にはちょっと厳しい?
ビニールクロスや合板と違い、材料費も施工費も高くなりがち。フル自然素材にこだわると予算オーバーまっしぐら。
【対策】
- 目に触れる場所だけ自然素材に
- 汚れやすい場所はメンテしやすい素材に
「全部」じゃなくて「バランス」で選びましょう。
3. 素材によってクセ強め
無垢材は湿度で反ったりきしんだり。珪藻土は水拭きNG。和紙は破れやすい。
でもこれも“扱い方”を知っていれば問題なし。信頼できる工務店に聞けば、きっと面白がって教えてくれます。
こんな工夫で、自然素材と上手につきあう
- 汚れやすい場所は見えにくい素材で:玄関やトイレは、手間のかからない壁材にしておくと楽。
- 子ども部屋は柔らかめの床で:無垢材+コルクマットなどの併用もおすすめ。
- 「塗り直せる素材」を選ぶ:漆喰や珪藻土はDIYメンテも可能。住んでからの楽しみにも◎。
まとめ
自然素材の家は、五感が喜ぶ空間。
けれど「なんとなく良さそう」で選ぶと、あとから「なんでこうなるの!?」と嘆く羽目になるかも。
大切なのは、素材の“良さ”だけでなく“弱点”も知ったうえで、 自分たちの暮らしにフィットする使い方を選ぶこと。
自然素材は、わがままも魅力も、ぜんぶまるっと受け入れてくれる懐の深い存在です。
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