突然の雨に、もう慌てない。家族の心にゆとりを生む“もうひとつのリビング” #column

部屋干しの匂いに悩んだ朝、慌てて洗濯物を取り込んだ夕方。天気に振り回される日常を、少しでも軽やかに変えられたら――。

そんな想いに寄り添う存在が「インナーバルコニー」です。屋外のようでいて、しっかりと家の一部。洗濯物を守るだけじゃない、家族の“心の余白”をつくるこの空間について、今日は丁寧に、やさしく紐解いていきましょう。

この記事を読めばわかること

  • インナーバルコニーとはどんな空間?通常のバルコニーとの違い
  • 新築で採用する際のメリット・デメリット
  • 家族の暮らしに合う活用アイデア
  • 取り入れる前に考えたい注意点

インナーバルコニーとは?

インナーバルコニーとは、屋根と壁に守られた半屋外空間のこと。雨風をしのぎつつ、外の気配も感じられるこの場所は、まるで“内と外をつなぐ縁側”のような存在です。

一般的なバルコニーが外に開かれたオープンなスペースであるのに対し、インナーバルコニーは、建物の屋根や軒に包まれたプライベート性の高い空間。室内とゆるやかにつながりながら、屋外の風や光を受け止める絶妙なバランスが魅力です。

通常のバルコニーとの違い(比較)

特徴インナーバルコニー通常のバルコニー
屋根の有無ありなし
雨風の影響少ない受けやすい
空間の性格半屋外・部屋の延長完全な屋外空間
プライバシー性高い低め

インナーバルコニーを取り入れるメリット

1. 天候に左右されない安心感

突然の雨に慌てて洗濯物を取り込むストレスから解放されます。天気に振り回されることなく、毎日の暮らしに“一定の安心”が加わる感覚です。

2. 家族のくつろぎスペースに

人目を気にせず、読書や昼寝、ちょっとしたティータイムも楽しめる特別な空間に。まるで“ひとりになれる屋根付き公園”のような使い方も。

3. リビングとの一体感

室内とゆるやかにつながるため、リビングの延長としても活用できます。小さなお子さんの遊び場や、ペットのくつろぎスペースにもぴったりです。

4. 自然のフィルターとして

直射日光を和らげ、夏の室温上昇を抑える“自然なカーテン”の役割も。インナーバルコニーがあることで、光や風をやさしく調整できる住まいになります。

インナーバルコニーの注意点とデメリット

1. 採光・通風に配慮が必要

屋根や壁があるぶん、隣接する室内の採光や通風が弱くなることも。窓の配置や吹き抜け、ハイサイドライト(高窓)などの工夫がカギになります。

2. 建築コストは高め

構造的にしっかりした屋根が必要になるため、通常のバルコニーより建築費用が高くなる傾向があります。用途や優先度を整理したうえで、設計に取り入れましょう。

3. 防水・メンテナンスへの配慮

屋外に近い空間だからこそ、排水や防水処理は万全に。雨の吹き込みや湿気による劣化を防ぐためにも、施工の段階から細やかな対策が必要です。

暮らしに寄り添うインナーバルコニーの活用術

セカンドリビングに

イスやテーブル、グリーンを置いて、ちょっとしたリゾート気分に。家族それぞれが心の“余白”を持てる空間になります。

家事ラクスペースに

洗濯物を干したり、畳んだり。アイロンがけもできるワークスペースとして使えば、家事の効率もアップ。天気を気にしなくていい場所だからこそ、気軽に動けます。

子どもやペットの遊び場に

床材に配慮すれば、小さなお子さんやペットが安心して過ごせるスペースに。外と内の中間だからこその“ちょうどよさ”があります。

white and brown concrete building

まとめ

インナーバルコニーは、ただの“屋根付きバルコニー”ではありません。それは、暮らしの呼吸を整える、もうひとつのリビング。

天気に左右されない便利さに加え、家族がそれぞれの時間を過ごせる安心感。光と風のバランスを整えながら、室内とのつながりを育む空間は、忙しい毎日にやさしさを添えてくれます。

設計の段階で丁寧に向き合えば、日々の生活に穏やかな変化をもたらす特別な場所になるはずです。

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